人工知能(AI)を搭載した先端ロボット技術の普及を後押しするため、経済産業省が年内に技術者のデータベース(DB)を作成し、インターネット上で公開することが3日、分かった。ロボット技術者は導入が先行する自動車や電機産業の集積地に偏在しており、他の地方の中小企業でも情報を入手できるようにするのが狙い。15日の経産省の有識者協議会で発表する。
企業がロボットを導入する際は生産現場の状況に応じたシステム設計や修理を担当する専門家が不可欠。全国に約1万5000人の技術者がいるが、多くは自動車産業が集積する愛知県など大手企業の拠点がある地域で活動しており、他の地方で導入が進まない一因となっている。
経産省が作成するDBには、技術者の所在地に加え、得意な業務分野などが記載される予定で、情報が少ない中小企業でも必要な技術者と連携しやすくなる。月内にもテスト版を作成する。ロボットの需要が増えれば導入支援ビジネスに参入する技術者も増加が予想され、将来は導入コストの低減につながる期待もある。