中国主導アジアインフラ投資銀行が初の年次総会 「新たに24カ国が参加希望」

 

 【北京=西見由章】中国主導の国際金融機関、アジアインフラ投資銀行(AIIB)は25日、発足後初の年次総会を北京で開いた。金立群総裁は開幕式で創設メンバーの57カ国に加えて新たに加盟を希望する24カ国の代表が出席したことを明らかにした。加盟が実現すれば、日米が主導するアジア開発銀行(ADB)に加盟する67カ国・地域を上回る。また初の融資案件として、バングラデシュの電力網整備など4事業に計5億900万ドル(約520億円)を投じることが報告された。総会は26日まで。

 9月末まで新規参加の申請を受け付け、来年初めにも新たな加盟国を迎える。報告された4事業のうち単独融資はバングラデシュの事業(1億6500万ドル)のみで、パキスタンの高速道路建設(1億ドル)やインドネシアのスラム街の環境改善(2億1650万ドル)など3件は、ADBなどとの協調融資となる。今年は総額12億ドルを融資する計画だ。

 AIIBには先進7カ国(G7)から英国、フランス、ドイツ、イタリアも参加。日本は「公正なガバナンス(統治)や融資審査能力への懸念」を理由に米国とともに参加を見送った。