企業の物価上昇率見通し、4回連続で低下 日銀、目標達成は困難
日銀が4日発表した6月の企業の物価見通し調査によると、全規模全産業の1年後の消費者物価予想は、平均で3月の前回調査から0・1ポイント低下し、前年比0・7%上昇だった。低下は4回連続となる。
円高や消費低迷で、企業が物価の先行きに慎重な見方を強めていることが鮮明になった。2017年度中に2%の物価上昇を目指す日銀の目標達成は一段と難しくなりそうだ。
3年後の予想は前回調査と比べて横ばいの1・1%上昇だったが、5年後は0・1ポイント低下し、1・1%上昇となった。日銀が物価予想を見る際に重視する中小企業の予想は、1年後に製造業と非製造業はいずれも0・2ポイントずつ下落して0・7%上昇と0・8%上昇だった。
日銀は企業短期経済観測調査(短観)の一環で物価見通しを調べており、全国約1万社が回答した。
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