メキシコ大統領、2国間交渉する意向を表明 米国のTPP離脱で

 
メキシコのペニャニエト大統領(AP)

 メキシコのペニャニエト大統領は23日演説し、トランプ米大統領が環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)離脱に関する大統領令に署名したことを受け「メキシコは参加国と2国間の通商協定を結ぶ交渉を直ちに始める」と述べた。

 ペニャニエト氏は、メキシコが米新政権との関係を「再定義しなければならない」とし、米国と「新たな段階の対話と交渉」を持つとした。また米国に大きな比重を置いていた政治や経済のつながりを多様化し、世界でのメキシコの存在感を高めると述べた。

 ペニャニエト氏は31日にトランプ氏と会談する予定。トランプ氏が再交渉の意向を示している、米、メキシコ、カナダの3カ国で結ぶ北米自由貿易協定(NAFTA)は維持すべきだとし、通信やエネルギー分野も同協定に組み入れるべきだとの考えを示した。対米関係について「対立や従属は解決にならない」と強調した。(共同)