NYダウ終値も大幅高で2万ドル超える トランプ大統領への期待でナスダック、SPも最高値

 
NYダウの推移(米国時間1月25日まで)

 25日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は前日比155・80ドル高の2万0068・51ドルと続伸し、終値でも初めて2万ドルの大台を超えた。トランプ米大統領の政策実行力への期待で、取引開始直後に2万ドルを上回った後も終日底堅く推移し、約1カ月ぶりに終値の過去最高値を更新した。

 ナスダック総合指数は55・38ポイント高の5656・34、幅広い銘柄で構成するSP500種株価指数は18・30ポイント高の2298・37と、いずれも連日で終値の最高値を更新した。

 トランプ大統領は20日の就任以降、米自動車メーカー首脳を集めて減税と環境規制緩和を約束。オバマ前政権が環境破壊を招くと反対していた原油のパイプライン建設計画にもゴーサインを出した。こうした動きが「経済成長を促す政策が矢継ぎ早に動きだした」(米アナリスト)と受け止められ、買いを誘った。

 同日のニューヨーク外国為替市場の円相場は午後5時現在、前日比51銭円高ドル安の1ドル=113円23~33銭。ユーロは121円68~78銭。(共同)

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