暴徒化したデモ隊に襲撃され略奪を受けた日系スーパー。中国リスクの先行きが懸念されている=中国山東省青島(共同)【拡大】
施設に関しては、具体的な展示方法について注文をつけたい。日本や関係国の新聞記事や教科書などを展示し、詳細な説明をつけずに来場者の解釈に任せる方法を考えていることに対してである。それで設置の目的を果たせるのか、甚だ疑問である。日本の歴史教育はすでに、中国の度重なる内政干渉によって、いわゆる自虐史観が浸透している。それを払拭するものを大阪から発信してこそ、市長が言う「予算を気にせず」造るに値するだろう。
「資源は購入するもの」が秩序
それにしても中国の歴史歪曲、政治利用はあこぎ過ぎる。野田佳彦首相が国連で、尖閣の領有権問題は存在しないと演説したことに対して、「反ファシズム戦争に対する勝利を否定し、戦後国際秩序に対する挑戦だ」と反論したことには、開いた口が塞がらなかった。国際秩序を乱しているのはどっちだ。日本は尖閣を1895年、国際法に則って領土に編入した。中国が領有を言い出したのは1971年である。その3年前、尖閣付近の海底に石油資源が眠ることが確認され、領土欲が募ったことは明白である。