【世界を歩いて】中国(上)
中国を代表する二大都市、北京と上海の大学を訪ねたことがある。街並はもちろん、大学の雰囲気や学生の気質など、あらゆるものが異なって見えた。
北京大学を筆頭に、北京に門を構える大学は、パスポート提示が必要だった。一方、上海の大学はセキュリティーがそれほど厳重ではないらしく、すんなりと学内に入ることができた。同じ国でありながら異国のように感じた。
北京大学の中庭は独特な雰囲気だった。大半の学生は教科書との“にらめっこ”に夢中で、ひたすら勉学に励んでいた。友達同士で話し合う、休憩をとるといった姿はなく、大きな声を出しているのは英語のスピーチを練習する学生くらいだろうか。静寂な図書館にいるような気分になった。
一方、上海の同済大学では、日本で見られる一般的な大学キャンパスの風景が広がっていた。友達同士で楽しそうに語り合う姿や、学生イベントなど、青春を謳歌しているようだった。