「一日最低10時間は勉強しているね。特に英語は毎日一人で音読しているよ」と話すのは北京大学の21歳の学生。その圧倒的な勉強量に驚いた。翻訳家やコラムニスト、放送作家、経済学者など進路はいろいろあるが、いずれの学生も将来の夢を描いていた。
「勉強するために大学にいる」という思いを強く感じた。上海の学生が勉強をしていないわけではないが、北京大学の学生とは明らかに姿勢が違うようだ。
では、中国の大学入試の仕組みはどうなっているのだろうか。現地の日本人によると、中国では各大学に入試はなく、日本で言うところのセンター試験の一回勝負で決まるそうだ。大学案内や大学入試センターがないのも頷けた。
受験科目は、 国語、数学、英語、物理、総合の5教科。総合とは、物理、化学、生物、歴史、地理、政治の総合的な問題を指す。日本の大学のように面接や小論文だけで合格できる入試はなく、計630点の全科目を受験することが必須条件となる。チャンスが一度しかない点では、日本の新卒一括採用より過酷といえそうだ。