「尖閣」めぐる日中間の攻防はさらに続く 波乱の多い1年に (1/4ページ)

2013.1.6 09:00

【石平のChina Watch】

 2013年の日中関係は、すでに昨年12月22日から動き出している。その日、就任直前の安倍晋三首相は関係改善への意欲を明確に示したのと同時に、そのために中国への特使派遣と、尖閣諸島に公務員を常駐させるとした政権公約の実施を先送りする方針を固めた、と報じられている。

 安倍首相としては、中国との対話の糸口をつかむためにある程度の譲歩も必要だろうが、中国からすればそれは、日本への領空侵犯を断行したことによって得られた「尖閣決戦」の緒戦の勝利であろう。

 もちろんこの程度のことでは中国は満足しない。安倍首相の特使が北京に赴いたとき、中国側からはきっと、「日本政府はまず、領土問題とそれをめぐる両国間の係争を認めよ」との要求を突きつけられるのであろう。本欄がかつて指摘した「習近平のわな」はまさにそれである。

 先月23日のフジテレビの番組出演でも「尖閣はわが国の固有領土だから一切交渉の余地はない」と明言している安倍首相のことだから、中国の要求には当然応じないはずだ。そうすると、「日中関係の改善」の話はこの時点で立ち消えることとなる。

それこそは日本にとっての「外交の敗北」であろう

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。