そうなると、「日中関係改善」の動きは結局、どこかの時点で行き詰まってしまい、両国間の緊張は再び高まってこよう。そして「尖閣」をめぐっての日中間の攻防はさらに続くのである。2013年は引き続き、「尖閣」をキーワードにした波乱の多い1年となるのではないかと、本欄が見ているのである。
【プロフィル】石平(せき・へい) 1962年中国四川省生まれ。北京大学哲学部卒。88年来日し、神戸大学大学院文化学研究科博士課程修了。民間研究機関を経て、評論活動に入る。『謀略家たちの中国』など著書多数。平成19年、日本国籍を取得。