官民の投資ファンドを通じた中小企業の再生を進める動きを活発化している。
独立行政法人の中小企業基盤整備機構によると、同機構は官民が出資する計29ファンドに総額987億円を2月までに出資し、各ファンドは既に全国201社に投資をしている。
金融庁は期限切れ後に支援が必要となる企業は5万~6万社にのぼるとも推計する。
実際、大阪市の電気機器販売会社の社長は「法律が失効すれば、銀行の貸し付け条件はますます厳しくなる。うちは続けられるけれども、廃業に追い込まれる企業も出てくるだろう」と話す。この販売会社は昨年5月、金融機関に経営改善計画書を提出。毎月の返済額の減額や返済期限を延長してもらうことで、事業継続につなげた。
帝国データバンクが昨年12月から今年1月にかけて実施したアンケートでも、回答した企業1万293社のうち約21%に当たる2164社が「悪影響がある」と答えている。