2013年度の景気予測【拡大】
フジサンケイビジネスアイが主要企業120社を対象に実施したアンケートで、2013年度の国内景気が改善すると予測した回答が9割を超えるなど、先行きに明るい見通しが大勢を占めた。
実体経済の回復はこれからだが、円安・株高を呼び込んだ安倍晋三政権の経済政策「アベノミクス」への期待から、企業心理が好転しているようだ。一方、欧州債務危機の再燃や、中国など新興国の景気減速への懸念も強く、海外動向を注視する姿勢は続きそうだ。
「悪化する」はゼロ
13年度の国内景気予測についての回答では、前年度と比べて「改善する」が34%、「やや改善」が59%を占めた。「やや悪化」と「悪化する」はいずれもゼロ。「超円高の是正により、主に輸出関連企業の活性化が期待される」(鉄鋼)など、企業業績の回復が景気改善の契機になるという答えが多かった。