インドネシア伝統回帰、バティック拡大 「世界遺産」認定で弾み (2/3ページ)

2013.5.23 10:20

バティックの愛好家たちが3月、日本大使公邸で各国大使夫人などを集めて開いた鑑賞会=ジャカルタ(「じゃかるた新聞」宮平麻里子撮影)

バティックの愛好家たちが3月、日本大使公邸で各国大使夫人などを集めて開いた鑑賞会=ジャカルタ(「じゃかるた新聞」宮平麻里子撮影)【拡大】

 生産者は家内工業規模の零細業者が多くを占めることから、政府も中小企業振興策として力を入れている。

 近年、バティックを現代的なファッションに用いる若手デザイナーも増え、ファッションショーなども開かれるようになった。ジャカルタで開かれる物産展でもバティックを売る業者が増えている。展示会も頻繁にあり、ジャカルタのテキスタイル博物館では、地域やテーマごとに展示を行っている。

 インドネシア商業省中小企業総局によると、昨年のバティック生産高は前年比12%増を記録。テキスタイル全体の伸びをはるかに上回ったという。

 ジャカルタ中心部の中間層向けショッピングモール「タムリン・シティー」には、バティック製品の販売店を集めた「バティック・ヌサンタラ・センター」が設置され、多くの消費者を引き付けている。

 同センターが開設された10年ごろから出店しているエドウィンさん(29)は「世界無形文化遺産となって以降、オフィスや学校で特定の曜日にバティックを着用する動きが広まり、国内需要は大きく伸びた」と話す。

数百円ほどの安価な模倣品も目に見えて増えている

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