改正前から、1人当たり5000円以下の会食ならば「交際費」ではなく「会議費」という名目で全額経費になった。このため、企業は交際費ではなく会議費にするようこだわっていたが、4月以降、交際費とすることをいとわなくなった。それが領収書の切り方にも表れているというのだ。
交際費といえば、バブル華やかなりし1980年代後半を思い出す人もいるだろう。大企業から中小企業まで、会社の経費で飲食店や夜の街は大いににぎわったものだ。いわゆる法人需要が景気を膨らませたのである。
その後、企業の不祥事や役所同士の「官官接待」などが批判を浴び、交際費への課税が強化された。バブルの崩壊で企業も経費削減に走り、会社の役員や管理職でもかつてのように交際費は使えなくなった。