安倍晋三首相【拡大】
一方、経済低迷が深刻な国からはその効果が注目もされている。フランスのオランド大統領は「経済成長に焦点をあてねばならない欧州にとりよい知らせ」と一定の理解を示す。もっとも構造改革の先行きへの不安も強い。仏紙ルモンドは内容が不十分として「長期的効果には注意した方が賢明」と強調。英紙フィナンシャル・タイムズは国内の抵抗を懸念し、欧米との自由貿易協定も効果が薄れる恐れなどを指摘している。
米国「税制改革など不十分」
【ワシントン=柿内公輔】同盟国として信頼関係を修復した米国はアベノミクスへの関心が高く、その成功に期待を寄せる。戦略国際問題研究所のマイケル・グリーン日本部長は「安倍氏は1期目は経済政策で焦点を絞れなかったが、今回は金融緩和と財政刺激による成長を力強く打ち出した」と評価する。
だが、株安も踏まえ、米メディアは「市場の興奮は冷めつつある」と分析。成長戦略には「既視感もある」(米紙ニューヨーク・タイムズ)と辛口だ。