新興国の日本原発事情 首相が自ら売り込みに意欲…その背景とは? (4/5ページ)

2013.7.21 19:00

東芝傘下の米ウェスチングハウスが中国浙江省で建設中の三門原発(copyrightedbySanmenNuclearPowerCo.,Ltd.)

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  • 東芝傘下の米ウェスチングハウスが中国浙江省で建設中の三門原発(copyrightedbySanmenNuclearPowerCo.,Ltd.)
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 原発でもチャイナ・リスクが浮上

 しかし、原発が普及するほど、安全性が厳しく問われることになる。

 原発のトラブルは国内だけでなく、近隣諸国にも波及するリスクがあるからだ。

 最近では、韓国の原発で偽造部品の使用などが相次ぎ、23基のうち9基が停止する事態に陥った。

 しかし最も警戒しなければならないのが、中国の原発だ。中国では現在、15基が稼働しているが、建設中・計画中が55基もある。

 稼働中の15基は、すべて1990年代以降に稼働開始している。

 「米国で79年に発生したスリーマイル島原発事故などを教訓とした安全対策や予防措置が取られている」(関係者)との声がある一方、原発の急増に人材面の対応が追いつかず、設計・製造などの技術者が不足しているとの指摘もある。

事故を経験した日本だからこそ…

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