株式市場が活性化する中、金融業界のNISAへの期待は大きい。今まで株式を買ったことのない層を含め、個人投資家の関心が高まっているからだ。
NISAは、年間の投資金額100万円分までの株式投資や投資信託にかかる値上がり益、配当金が非課税となる。全金融機関を通じて1人1口座しか開設できず、4年間は変更できない。このため、口座開設予約を獲得しようと、各社が争奪戦を展開している。
大きな利益をもたらすわけではないが、「今後、個人投資家の限られたパイの奪い合いが激しくなる」(ネット証券大手)とみていることも背景にある。
国内旅行も贈呈
個人投資家を主力とする大手ネット証券はサービス強化に余念がない。
楽天証券はネット通販サイト「楽天市場」などを運営する楽天グループの総合力をいかし、NISA口座の開設を予約者を対象に、抽選で国内旅行や高級ワインなどをプレゼントする。また、NISA口座で日本株を売買する場合、上限の100万円に達するまでは手数料を従来の1回145円から105円に約3割引き下げる。