日本の慢性デフレは“凍ったナイアガラ” 安倍政権の成長戦略の成否 (3/4ページ)

2013.8.29 11:45

金融資産は回復しても実体経済は細る日本(グラフ上)、フローとストックが連環する米国(グラフ下)

金融資産は回復しても実体経済は細る日本(グラフ上)、フローとストックが連環する米国(グラフ下)【拡大】

 つまり、GDPと金融資産は連環しながら拡張する。ということは、FRB(連邦準備制度理事会)がドルを大量発行して資産を買い入れて株式や国債相場を引き上げていけば、フローの実物経済も上昇して行く。バーナンキ議長が企図してきたQE(量的緩和)政策は、実体経済である生産や雇用を引き上げることができる。QE政策を成功させられるだけの素地が、米国には備わっているのである。

 こうして日米比較すると、米国型のQE政策で日本が再生できるとは言いがたい。何よりも、マネーが凍りつく瀑布を溶かし出す策を総動員しなければならない。

 まずは、大胆なまでの量的緩和とインフレ目標の達成が欠かせない。インフレ目標は実質金利を引き下げ、金融資産として保持するよりも、実物への投資や消費に企業や消費者を向かわせる。量的緩和の副次的効果で円高は是正され、円安基調が定着する。企業収益は好転し、株価も上昇軌道に乗る。企業の国内投資が促され、富裕層は高額消費に足を運ぶ。

成長戦略も凍りついたストックのマネーが流れだす政策に重点を置くべき

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