東京五輪は「倍返し」のチャンス ウォーターフロントが狙い目 (2/3ページ)

2013.9.28 17:00

 東京オリンピックは、「コンパクトな会場配置」をコンセプトとしており、都内31競技会場のうち28会場は選手村を中心とする半径8キロ圏内に配置される。なお、選手村はウォーターフロントである晴海ふ頭につくられる予定だ。

 さて、肝心の銘柄だが、株式市場では今年に入ってからも、度々オリンピック関連に物色のほこ先が向かってきた。「株は連想ゲーム」といわれるだけあって、さまざまなセクターが買われてきたが、東京オリンピックが決定した今となっては銘柄を選別して投資することが大切だ。

 本命は土地持ち企業。含み資産銘柄に出番

 昨年からのアベノミクス相場では推奨する銘柄が次々と急騰し、マーケット関係者の間で注目の人となった株式評論家の山本伸さんはいう。「オリンピック関連というと、どうしても競技場の建設や改修といったゼネコン関連に目がいきがち。確かにゼネコン各社には特需が発生し、企業収益はアップするかもしれません。しかし、われわれ投資家に多くの収益をもたらしてくれるかというと話は別です。私が最も注目しているのは、選手村を中心とした東京ウォーターフロントに土地や建物を持っている企業です。東京オリンピック開催が決定したいま、ウォーターフロントの資産価値上昇は必至。含み資産が増えることで企業価値は大幅にアップすることになるのです」

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