「半世紀前のこの日のように、わが国経済が再び希望と活力、成長への自信を取り戻す。そして国の信任を維持し、社会保障制度を次世代にしっかりと引き渡す。これらを同時に進めていくこと。これが私の内閣に与えられた責任であります。本日、私は消費税率を法律で定められた通り、現行の5%から8%に、3%引き上げる決断をいたしました」
「社会保障を安定させ、厳しい財政を再建するために、財源の確保は待ったなしであります。だからこそ昨年、消費税を引き上げる法律に私たち自民党、公明党は賛成を致しました。ただし、直近のデータによれば、民間企業はわずかに上昇傾向に転じましたが、景気回復の実感は、いまだ、全国津々浦々までは波及してはいません。この中で増税を行えば、消費は落ち込み、日本経済はデフレと景気低迷の深い谷へと逆戻りしてしまうのではないか。結局、財政規律も、社会保障の安定も、悪い方向へと、行きはしまいか。最後の最後まで考え抜きました。足元の日本経済はどうか。次元の違う3本の矢の効果で、回復の兆しを見せています。2期連続で3%以上のプラス成長、有効求人倍率も0・95まで回復しました」