折しも、高度経済成長期に建設した高速道路などのインフラは老朽化。設備の更新は待ったなしの状態で、安倍政権は成長戦略の重要な目玉と位置づけている。しかし、財政事情は厳しく整備は思うように進まない。
NISA運用の受け皿
財源不足を打開するため、安倍首相は今年6月、高速道路や空港などの整備にPFI(民間資金活用による社会資本整備)を積極活用する方針を打ち出した。その規模は今後10年間で12兆円と、過去10年間の実績の3倍に当たる。
経済産業省は東京電力福島第1原発事故による電力不足を補うため、メガソーラーなど新エネルギー施設の建設・運営資金を、インフラ投資向け新市場で調達できるよう後押しする。
金融庁は、10月1日から受け付けを開始したNISAの総額を20年までに25兆円とする目標を設定した。NISAを使って資金運用を始める多くの個人投資家にとって、新市場に上場されるインフラファンドは安定的な収益が期待できる魅力的な投資先になるからだ。
市場関係者も「新市場に上場したインフラ関連商品は、NISAを契機に投資を始める投資家に受け入れられる」とみる。