政治も経済も綱渡りの中国 右か左か…習指導部どちらに向かっているのか (2/4ページ)

2013.10.21 11:10

 その第2幕を目指して、習指導部はまず上海市で規制緩和を区域限定で進める「自由貿易試験区」を指定。人民元の資本取引の認可など、金融やサービス業などでの規制緩和を宣伝材料に、再び外資を誘致する方針を3中総会で正式に打ち出す。上海市での成果を踏まえ、規制緩和対象地域を全土に広げる。

 次に「経済構造改革」。(1)国有商業銀行の簿外融資などグレーな資金で不良債権化の懸念がある「シャドーバンキング(影の銀行)」問題(2)これにリンクする不動産バブル問題(3)固定資産税や相続税がなく、富の再配分が進まない不健全な税制問題-に大ナタを振るうという。

 そして「反腐敗」だ。収賄や横領、職権乱用などの罪に問われている薄煕来・元重慶市共産党委員会書記(元政治局員)への厳正な裁判で“本気度”を示す一方、3中総会で、法院(裁判所)を政府や共産党の組織から分離させ、最高人民法院(最高裁)の管轄下にする「司法の独立」を打ち出す見込みだ。共産党幹部の思惑で判決までゆがめられていた現実が、腐敗の温床にもなっていたとされる。

 いずれも聞こえは良い。この路線通り改革が進めば、トウ小平もあの世で喜ぶだことだろう。だが、どこまで実効性を伴う路線となるのか不安要因もある。

反腐敗は主導しているものの、政治的な発言や行動は守旧派(左派)に近い

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