ウイン・ウインの関係築けるか
2400ヘクタールになる、ミャンマー最大の都市ヤンゴン南郊のティラワ経済特区が年内にも着工するという。日本とミャンマーが共同開発する特区には、すでに進出している縫製業や機械・電子部品など多数の製造業の進出が見込まれている。今後もミャンマーへの熱は収まりそうにないが、日産自動車は、2015年からミャンマーで、年間1万台の乗用車生産を始めると発表した。これも多少は、時間はかかるかもしれないものの、現地での人材育成が進み、安価な労働力が「一定の技術力」を備えれば業績拡大が見込めなくはないと見立てる企業が少なくない証拠だ。
日本貿易新興機構(ジェトロ)のアジア大洋州課課長代理、小島英太郎はこう指摘する。
「産業の高度化を目指していても、その手法が分からないのがいまのミャンマーの現状。経済面も含め、日・ミャンマー間の協力関係を築く途上にある。その先に双方に利益を得られるウイン・ウインの関係ができればいい」
海外進出の際に、トラブルが起きるのは必然でもある。進出のリスクと表裏一体のチャンスをどうみるのか。それもまた、ミャンマー進出が成功するかどうかのカギに違いない。(敬称略)