造船業界は2008年ごろまでは好況が続いたものの、以降は世界的な景気後退で海上輸送と船舶の需要が減退。供給過剰もあって受注減の傾向が続いていた。韓国の投資会社KTBインベストメント・アンド・セキュリティーズによると、08年に612社あった世界の造船会社は13年1~3月期までに482社に減少したという。
同国の造船業界にとっては待ちに待った受注増だが、韓国造船工業会は10年から11年にかけて低価格で受注した船舶の建造および引き渡しが残っているため、特に利益面では苦戦が続くと分析している。
現代重工業を例にとると、今年の売上高は前年比0.7%増の1兆3000億ウォン(約1200億円)となる見通しだが、営業利益は2780億ウォンで同53.2%減に落ち込む見込みだ。
同会幹部は造船業の今後について、「今年10~12月期には11年までに受注した船舶の引き渡しが一段落するだろう」と述べ、来年以降は本格的な回復傾向に入るとの見解を示した。(シンガポール支局)