【北京=矢板明夫】中国国営新華社通信などによると、6日早朝、中国北部の山西省太原市中心部にある中国共産党山西省委員会の庁舎付近で、連続爆発が起きた。爆発は「自家製の小型爆発物」によると伝えられ、これまでに1人が負傷した。治安当局は現場周辺の道路を封鎖しており、共産党機関を狙ったテロの可能性を視野に捜査に乗り出したもようだ。
爆発は午前7時40分(日本時間同8時40分)ごろ、7回程度連続して起きたもよう。現場では大きな爆発音とともに閃光や煙が目撃された。付近では、割れたガラス片などが散乱している。負傷者が複数いる可能性もある。
現場では、パチンコ玉のような小さな鋼鉄球が多数散らばっていることから、新華社通信は自家製の爆発物との見方を報じた。