フィリピンのアキノ大統領がインフラ整備に注力する姿勢だ。大統領の任期が終了する2016年6月末日までに、首都マニラのニノイ・アキノ国際空港の改修工事の完了を言明するなど整備加速へ決意を示した。現地紙ビジネス・ワールドなどが報じた。貧困撲滅、失業率低下を掲げるアキノ政権にとって、雇用創出効果が高い観光業を推進するためにも、交通インフラの充実は何としても必要だ。
混雑が激しいニノイ・アキノ国際空港は、航空専門家から「世界最悪の空港」とも言われ、改修工事は大きな課題となっている。フィリピン運輸通信省は延期されている同空港の改修工事事業者の入札を年内には実施する方針。総事業費は16億4000万ペソ(約38億3800万円)となる見込みだ。
また、中部ヴィサヤ諸島パングラオ島に国際線の受け入れ可能な空港を建設する。総事業費は46億3000万ペソで、日本工営などの共同事業体が事業を行う。そのほか、大統領は南北ルソン高速道路接続道路建設事業などにも強い決意を示している。