会見を開き東京都知事選への出馬を正式に表明する、舛添要一氏=14日、東京都新宿区の東京都庁(寺河内美奈撮影)【拡大】
舛添要一元厚労相の発言要旨は次の通り。
第一に2020年の東京オリンピック・パラリンピックを、皆さんの力をあわせて史上最高のオリンピックにする思いで取り組みたい。計画を見直すべきものは見直して、大会が終わった後の施設をどうするかも含め、責任をもってプランを練っていく。ロンドン五輪やソウル五輪の経験を踏まえ、都議会と都民と対話して進めていきたい。
次に、東京を災害に負けない都市にするという思いで、ハード、ソフトを含めて防災にも全力を挙げる。アスリートも含めて世界中からお客さんが来ているときに、災害対策の不備があってはならない。東京五輪という大きな目標があれば、全力を挙げて東京を改造することができる。本当のおもてなしというのは「東京へ来てよかったな」と思えるような街づくり。そのためには、防災をやらなければならない。
第三に力を入れたいのは社会保障。私の政治の原点は母親の介護だった。東京は高齢化が非常に急速に進んでおり、特別養護老人ホームなどの問題もある。厚生労働大臣としての経験を生かして、社会保障が充実した東京にしたい。
東京都は、日本で一番電力を消費している。私たちの電気は新潟や福島でつくられている。国民の大多数が原発に依存しない社会を作ろうというのは当然、コンセンサス(総意)になりうる。ただ、原発がなくなった場合に代替エネルギーをどういうパッケージでやるかを考えなければならない。いろいろな方々の知恵を拝借し、都知事になれば、原発に依存しない社会をつくる方向でやりたい。
2期務めるかどうか、最初からそういう傲慢なことを言う気はない。民主主義の主人公は国民、有権者だ。しかし、今回の知事は、4年間で全部終わるのではなく、6年後の東京五輪を掲げて、一歩一歩踏み固めていく展望がないと失格だと思う。
私は民主主義社会というのは資格のある人、被選挙権のある人は、堂々と政策論争をやればいいと思っているので、どのような方が立候補されようと結構だと思っている。