政府は30日、地域を限定して規制緩和を進める「国家戦略特区」の選考基準を定めた基本方針案をまとめた。特区を経済成長の牽引(けんいん)役と位置づけ、全国への波及効果など6条件を明記。特定地域を対象とする「広域都市型」と離れた複数の地域を束ねる「バーチャル型」の2種類の特区を選ぶ。
東京都や大阪府を中心とする大都市圏が有力候補となっており、3月に第1弾として3~5カ所を決める。
安倍晋三首相は同日の国家戦略特区諮問会議で「岩盤規制も、私のドリルからは逃れられないとの趣旨を基本方針に盛りこんだ」と述べ、大胆な規制緩和に意欲を示した。政府は基本方針を近く閣議決定し、特区の選定と具体案づくりを本格化する。
基準は(1)特区内での経済効果が見込まれる(2)全国的な波及効果がある(3)事業が先進的、革新的(4)地方自治体の意欲と実行力(5)事業の実現可能性(6)インフラなどが整備されている-の6条件。