先高観広がらず低迷
13年2月、東穀取が扱っていた大豆、小豆、トウモロコシ、粗糖の先物取引を引き継ぎ、東京工業品取引所から東商取に改称したが、1年目は市場振興を果たせず、4商品とも取引高は半分以下に落ち込んだ。
東商取で農産物などを担当する山下雅弘農産物・砂糖市場グループ長は「取引を活性化させることができなかった」と唇をかむ。農産物の価格は、天候要因に大きく左右される。米国の豊作の影響でトウモロコシの価格が下落するなど各品目で先高観が広がらず売買が盛り上がらなかった。
また、農産物はアクセスできる情報量が少なく、投資家の参入を阻む要因となっているとみられる。このため、東商取は昨年12月から、商品取引会社の外務員十数人を招き、米農務省が発表する統計の見方など先物取引の知識を増やしてもらう取り組みを始めた。