仮想通貨ビットコインに未来はあるか 脆弱性露見、世界中に不安広がる (4/5ページ)

2014.3.17 07:00

 深刻な問題もある。取引の実態がつかみにいことから麻薬取引やマネーロンダリング(資金洗浄)の温床になっているとの指摘だけでなく、実際に摘発されたケースまであるのだ。

 米ニューヨーク連邦地検は1月下旬、米違法薬物販売サイトの利用者にビットコインを提供したとして、マネーロンダリング(資金洗浄)などの疑いで、ビットコイン交換会社の最高経営責任者(CEO)、チャーリー・シュレム容疑者と共犯のロバート・ファイエラ容疑者を訴追。シュレム容疑者はビットコインの普及を目指す団体の幹部で、米メディアから“ビットコイン長者”とまでもてはやされた人物。業界の顔の訴追に、各国当局は警戒を強め始めた。

 日本政府、「ビットコインは通貨にあらず」

 こうした騒動や混乱が相次ぐ中、日本政府は3月7日、ビットコインについて「通貨に該当しない」とする公式見解を閣議決定した。相場で価格が変動する金などの貴金属と同様に「モノ」として扱うというのだ。

「銀行が営むことができる業務に該当しない」と明記

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。