韓国は1人当たり国民総所得(GNI=経済主体が国外からも含めて受け取った所得の総計)が過去最高を更新した。
韓国銀行(中央銀行)によると、2013年の1人当たりGNIは前年比6.1%増の2万6205ドル(約272万2000円)だった。現地英字紙コリア・タイムズなどが報じた。
13年は輸出が持ち直したほか、国内の建設や知的財産関連分野への投資が活発化して国内総生産(GDP)が予想外の伸びを示し、1人当たりGNIの増加にも寄与したもようだ。
ただ、韓国は今年発表の統計から研究開発にかかった金額を費用ではなく投資に換算するなど、GDPとGNIの算出基準を変更しており、中銀も基準変更が数値上の増加につながった要因の一つだと認めている。