燃料プールで保管される使用済み核燃料=関西電力大飯原発3号機【拡大】
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■短いもので数年 貯蔵容量が限界「原発安定稼働」へ急務
使用済み核燃料は現在、全国各地の原発や日本原燃の使用済み核燃料再処理工場(青森県六ケ所村)に貯蔵されている。その量は合計1万7000トンを超え、貯蔵能力は限界に近づきつつある。今後、原発再稼働が進めば、使用済み核燃料はさらに増えることになる。貯蔵量が満杯になれば、原発の稼働を止めるほかない。最終処分場の選定に道筋を付けることは原発活用の方針を掲げる政府にとって避けて通れない課題だ。
「短いもので数年程度で使用済み燃料の置き場がなくなる」
今年2月に資源エネルギー庁がまとめた資料は、全国各地の原発における使用済み核燃料の貯蔵容量が限界に近づきつつある状況を指摘した。
資料によると、平成25年12月末時点で国内の全原発が持つ使用済み燃料の貯蔵容量は2万810トン。これに対して実際の貯蔵量は1万4340トンと約7割に達している。