環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)をめぐる日米の閣僚折衝は米ワシントンで17日朝から深夜にまで及んだが、双方の主張の溝は埋められなかった。18日の再協議も厳しい展開が予想され、このままでは前回東京での折衝に続き今回も不調に終わる可能性は大きい。TPP交渉は参加12カ国の中核である日米の対立で妥結が遠のきかねない“崖っぷち”に立たされたままだ。
「双方が(交渉を)加速させる使命を持っているが、かみ合わない。向こうは柔軟性を発揮していると言うだろうし、こちらはそうは見えないという行き違いだ」。甘利明TPP担当相は17日の折衝後、記者団に協議の現状をこう説明し、苦渋の表情を浮かべた。
日米は閣僚同士が異例の長時間にわたり協議を重ねてきた。9、10日の前回折衝は延べ18時間近く、今回も17日は午前9時過ぎから午後11時ごろまで断続的に約6時間にわたった。