また、沈没後に会員制交流サイト(SNS)や携帯電話に救助を求める行方不明の高校生を名乗る書き込みやメッセージが出たが、16日正午以降のものはすべて偽物だったことが判明。悪質ないたずらに、世論も怒りを見せた。
混乱する現場
20キロ沖合の沈没現場を、行方不明者の親族らは陸地から眺めているしかない。
朴槿恵大統領は事故翌日の17日に現地入りし、親族らを励まし、それぞれの声を聞いた。たが、時間は過ぎていくだけ。
「国民の皆さん。どうか助けてください」。親族らの悲痛な訴えは、いらだちを超え、当局に対する怒りとなっている。
朴大統領が現場入りした17日には、親族の待機所である珍島の体育館で教育相が“つるし上げ”にあった。親族を慰め、話をしようとしたが、逆に「正確な情報を出せ」などと強く抗議を受けた。18日には、親族代表が政府に対して抗議文を突きつけた。
「(乗客らは)今も冷たい水の中で『助けて』と叫んでいる」と抗議文は訴える。だが、抗議や訴えもむなしく、捜索作業は進まない。時間は刻一刻と過ぎている。