甲斐信好教授【拡大】
--反タクシン派は今回、徹底してタクシン派追い落としにかかった。その理由は
「コンケン大学の政治学の教授と話していて、タイ人誰もが恐れているのは『BIG CHANGE』と言っている。国王陛下の健康問題が、今回の騒乱の根底にあるのではないか。実際、今回のクーデターがこれまでと大きく異なる点は、勅許を得たとしているが、国王陛下の存在が見えないことだ」
AECの流れ変わらず
--ベトナムやフィリピンでも中国の進出に対する反発が強まっている。タイの騒乱は、最近の中国の動きに影響を受けているのではないか
「こちらで(反タクシンの)黄シャツの人たちと話していて、かなりの知識人たちまでが『タクシンの後ろには中国がいる。タクシンが戻ってきたらタイは中国のものになってしまう』と主張するのに驚かされた。少なくとも彼らがそのような『チャイナ・フォビア(中国嫌悪)』に取りつかれていることだけは事実だ。米国も難しい立場だ。戒厳令には『これはクーデターではない』と米国が言明した2日後に現実のクーデターが起きた。『とても容認できるものではない』というコメントに苦渋が見て取れる」