高さ22メートルの防潮堤の建設が進む中部電力浜岡原発。安全対策の総額は3000億円におよぶ=静岡県御前崎市(同社提供)【拡大】
改正電事法の付則には、28年をめどに電力小売りの全面自由化、30~32年をめどに電力大手の発電と送配電部門を別会社にする発送電分離の実施を目指し、26年と27年の通常国会にそれぞれ必要な電事法改正案を提出するとされている。スケジュール通り、政府は小売り全面自由化を盛り込んだ電事法改正案を今国会に提出。改正案は20日の衆院本会議で可決され、成立する見通しが立った。
ただ、来年の通常国会での成立を目指す電事法改正案に盛り込まれる発送電分離は、安定供給に支障が出るとの指摘も根強い。成立にはなお曲折も予想され、経産省は「制度設計を練り、理解を得られるように説明していきたい」としている。