また、百貨店大手3社が1日発表した6月の既存店売上高は、高島屋が前年同月比4・9%減、大丸松坂屋百貨店が同4・6%減となり、増税に伴う反動減の幅が小さくなっている。6月は首都圏で雨が多かったことが影響し、三越伊勢丹は同4・6%減で、5月の2・7%減よりも減少幅が拡大した。
高島屋、大丸松坂屋の販売回復を支えたのは、腕時計や宝飾・美術品などの高額商品だ。「6月には、3月以来、1千万円を超える高級腕時計が売れた」(大丸松坂屋)ほか、「夫婦ペアで400万円程度」(高島屋)など、高額な時計の売れ行きが戻る兆しが出ている。
ただ、自動車と並び、短観で振るわなかった住宅は苦戦が続いている。5月の新設住宅着工戸数は、前年同月比15・0%減の6万7791戸で、3カ月続けて前年実績割れ。増税に伴う反動減は注文住宅で目立ち、6月以降の受注も「回復していない」(積水ハウスの和田勇会長)という。