ハウス食品が上海市内のショッピングモールで開いた販促イベント「カレー王国」でカレーライス作りに挑戦する中国人の親子連れ【拡大】
家庭向け以外にも、日系企業の従業員食堂に販路を拡大。日本の壱番屋と共同で上海市内などで30店舗以上を展開しているカレーレストランチェーンも順調に伸びた。
ハウスの上海工場では、ルウ30個入りのケース換算で1日当たり3000ケース前後を生産しているが、今秋には中国で2カ所目の拠点として、大連に生産能力で3倍以上となる同1万ケースの新工場が稼働する。
建設に12億円を投じた。今後はコンビニ店のカレー弁当などへもルウを供給するほか、レストランチェーンを北京と広州に広げる計画だ。
「どんなことがあっても成功するまでやるのが信条だ」と羽子田氏はいう。13億人の「人民食」を目指すハウスの取り組みは実がなってきたようだ。(上海 河崎真澄)
●=晶の三つの日を金に