日米協議では、日本の重要農産品5分野のうち、特に牛・豚肉の関税の扱いが焦点になっている。関税の引き下げ幅や、引き下げまでにかける期間、緊急輸入制限(セーフガード)の導入などをめぐって、意見の隔たりが残っている。西川公也農林水産相は19日の閣議後会見で「(重要5分野の保護を求めた)衆参両院の決議を守り抜くことに変わりはない」と強調した。
参加12カ国は11月にTPPの首脳会合を開いて大筋合意にこぎ着ける青写真を描いている。このため、10月には閣僚会合を開催して合意に道筋を付けたい考えだ。今回の日米閣僚協議が成功しなければ、こうしたシナリオは崩れる可能性が大きい。米議会では遅くとも年内に合意しなければ「交渉のモメンタム(勢い)は失われる」と警戒する声も浮上している。