選定枠を広げた背景には、女性の活躍に対する企業側の意識の高まりに加え、なでしこ入りした企業ではイメージアップにとどまらない具体的な効果を生んでいることもある。
2年連続で選ばれた東京急行電鉄は、1回目のなでしこ銘柄入り後に女性がリーダーを務めるチームをつくった。キッチンの収納スペース周辺を工夫したり、玄関にフックを取り付けるなど女性社員のアイデアを取り入れて設計したマンション「ドレッセ武蔵小山プレヴィ」(東京都品川区)は約3カ月で完売。下田雄一郎・人材戦略室労政課長は「選ばれたことで女性の活躍が後押しされ、サービスの向上につながった」と話す。
採用面でもメリットを生んでいる。13年度に選定されたローソンは、一定の経験を持つキャリア採用への女性応募者が従来よりも最大5倍に増えたという。大隅聖子理事執行役員は「社内の意識改革に加え、サービスの質の向上にも追い風だ」と、なでしこ効果を強調する。