ビール類の酒税額と市場推移【拡大】
第3のビールも、2006年に350ミリリットル缶で3.8円増税され、その後も幾度となく増税対象に挙がっては業界の反発で立ち消えてきた経緯がある。
ここにきて、例年以上に増税機運が高まっているきっかけはサッポロビールの第3のビール「極ZERO(ゴクゼロ)」について製造方法上の問題を国税当局が指摘した影響が見逃せない。
調査の結果、同社は税率の高い発泡酒として再発売、差額分の酒税を修正申告する事態になり、改めて発泡酒と第3のビールの境界線の複雑さが浮き彫りとなった。
将来的には一本化
ビール類の酒税の見直しについては14年度税制改正大綱でも、「格差を縮小する方向で見直しを行い、速やかに結論を得る」と明記されている。サッポロの件は税務当局につけ入る隙を与えた形で、増税の名分に使われかねない状況だ。