「第3のビール」増税のピンチ直面 “狙い撃ち”に反発必至 (4/5ページ)

2014.10.20 06:45

ビール類の酒税額と市場推移

ビール類の酒税額と市場推移【拡大】

 財務省は早期にビール類の税額差を縮め、将来的には、一本化させる青写真を描くが、問題は税額をそろえた後、ビール類の販売と税収がどうなるかだ。

 参考になるのが、品質によって3つの税額があった日本酒(清酒)の前例だ。

 1988年まで特級、一級、二級と3分類に税率が分かれ、特級と二級では1.8リットルで800円もの税差があった。

 清酒の前例 業界は徹底抗戦へ

 税額そのものは1992年までに段階的に一本化されたが、一本化される前の82年~91年と、92年~2001年の10年間の平均値の比較でみると、数量は約16%減の約119万キロリットルに、税収も約40%減の1522億円まで落ち込んだ。

 バブル崩壊や消費税導入など複数の要因もあるが、等級を見て品質を判別できなくなったことも一因との指摘がある。

 こうした流れがあるだけに、麻生太郎財務相も7月の会見でビール類の税金について「(清酒の税額について)『分けなくなった結果、どうなったかというのを少し思い出してみたらどうか』という話を(主税局には)してある」と述べた。

財務省の悩みは、来年10月に消費税率を10%へ引き上げるかどうかの判断を年末に控え…

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