「(伏し目がちに言葉を選びながら、質問を忘れたのか)もう一度お願いします」
--今回の問題になぜこれまで気づくことができなかったのか。それは何がいけなかったと現時点でお考えか
「(涙目でしばらく沈黙し)私自身、自分が代表を務める政治資金管理団体に関しては、その監督責任があったものと思っています。また、それ以外の政治資金団体について、長年、私が子供のころからずっといっしょに過ごしてきた、そういう信頼するスタッフのもとでお金の管理をしていただいていた。その監督責任というものが十分ではなかったのだと思っています。福島のことについては、経済産業相ではなく、議員の一人としても、これまで経験したことのない事故に対して、次の世代のためにしっかりやらねばならないことをやらなければならない。それは一政治家であっても同じことだと思っています。私の後任の大臣の方がしっかり進めていただけるものと思っています」
--このタイミングでの辞任は国会での説明責任を放棄していることにならないか。また、現時点で議員辞職についてはどう考えているか