中国の深い闇…16万人の「幽霊公務員」 繰り返される腐敗の歴史 (5/6ページ)

2014.10.26 07:10

香港で続く大規模デモ。傘下する民主化推進派の象徴となっている「黄色い傘」は催涙弾などから身を守る盾になるという。政府への不満は中国のあちこちにたまっている。

香港で続く大規模デモ。傘下する民主化推進派の象徴となっている「黄色い傘」は催涙弾などから身を守る盾になるという。政府への不満は中国のあちこちにたまっている。【拡大】

  • 香港で続く大規模デモ。傘下する民主化推進派の象徴となっている「黄色い傘」は催涙弾などから身を守る盾になるという。政府への不満は中国のあちこちにたまっている。(ロイター)

 幽霊公務員は北部の河北省で多く、約5万6000人いた。チベット自治区、上海にはいなかった。

 働いていないのに給与を受け取っている公務員について、人民日報は「組織幹部から最もよく報告されていた問題だ」と指摘したが、放置されたいたのだろうか。

 該当者は罰せられるというが、詳細は明らかになっていない。そもそも、どんな給与システムになっていたのか。疑問はいくつもわく。

 トラ、ハエ、キツネ、幽霊…

 「トラもハエも叩く」と隈無く汚職を取り締まる意気込みをみせる習近平国家主席。今年7月には、中国公安部が「猟狐2014」(キツネ狩り)と名付けた海外に潜伏する腐敗官僚の摘発キャンペーンも始めたが、トラ、ハエ、キツネに続き、幽霊までいたとは…。

政官の腐敗は国の根幹を揺るがすことは、長い歴史からの教訓

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。