下落続く原油価格、世界に影響は? 米は恩恵、サウジは価格戦争、露は「三重苦」 (4/5ページ)

2014.11.22 10:05

 米国は1980年代半ば、OPECの協力を取りつけて原油価格を3分の1に急落させ、91年のソ連崩壊に道を開いた。過激派「イスラム国」への対処で米国がイランに接近するのを阻止する思惑から、サウジアラビアなどが米国の「対露制裁」に手を貸している-との見方がある。 (モスクワ 遠藤良介)

     

■「需要、思ったほど伸びず」石油天然ガス・金属鉱物資源機構上席エコノミスト・野神隆之氏

 原油価格の下落が続く背景には、まず世界全体の需要が思ったほど伸びていない現状がある。世界の需要を牽引(けんいん)した中国の経済成長が鈍化し、欧州経済を引っ張ってきたドイツの鉱工業生産も不調。米国経済はよくなってきているが、原油需要はむしろ減っている。

 反対に、供給は懸念されていた遮断が起きず、需要を賄って余りある伸びをみせた。欧米の制裁で供給が下がったイランは核協議で交渉に着き、イラクも南部の油田が過激派「イスラム国」の攻撃から免れている。内戦で途絶したリビアの供給も回復してきた。

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