日経平均株価が一時1万7000円を割り込んだことを示すモニター=16日午前、東京・東新橋【拡大】
16日午前の東京株式市場は、原油安の加速を受けた欧米株大幅安などの影響を受けて、ほぼ全面安のなか、大幅続落している。日経平均株価は一時361円安の1万6737円まで下げ、取引時間中としては11月10日以来5週間ぶりの安値水準となった。
午前終値は、前日比324円48銭安の1万6774円92銭。
この日は原油安を受けた欧米株安に加えて、ロシアの通貨ルーブルが急落。ロシア中央銀行が政策金利を一気に6.5%引き上げて17%とした後、東京市場の取引が始まった。
こうした影響を受けた日経平均株価は午前いっぱい軟調。236円安の1万6862円と寄り付きで1万7000円を割り込み、そのまま値を下げた。
東証株価指数(TOPIX)の午前終値は、前日比23.41ポイント安の1355.88。東証1部銘柄の91%にあたる1665が値下がりした。主力株は大部分が値下がりしている。