日銀は16日、12月の企業短期経済観測調査(短観)で聞いた企業の物価見通しを公表した。全規模・全産業の1年後の消費者物価指数の上昇率見通しは、消費税率引き上げの影響を除き前年比1・4%で、前回9月の調査から0・1ポイント低下した。原油安を背景に、企業間にコスト抑制を見込んだ動きが広がってきた。
このうち中小企業非製造業は、2%程度以上の物価上昇を見込む企業の比率が前回の計45%から計40%に減った一方、0~1%程度と回答した企業の比率が計42%から47%に増えるなど、慎重な見方が増えた。
全規模・全産業の1年後の販売価格見通しは、「分からない」と回答する企業の比率が9%と、1ポイント上昇。「販売価格の前提条件となる為替や原油の市場の動きが速く、見通しへの不透明感が増している」(日銀調査統計局)。
調査は3月短観から導入され、今回で4回目。約1万社が協力した。