自民圧勝に終わった選挙後、ある党幹部は「今やベテランでもクビにされそうになる時代だ。税調はベタ折れだ」と肩をすくめた。この言葉通り、甘利氏は22、24日に野田氏と会談し、法人税の大幅減税に向け野田氏から「努力します」との言質をとった。
まさに「政高党低」の力関係で決着した今回の税制改正。野田氏は30日の記者会見で、「税調の威信は保たれているか」との質問に対し、「当然、保たれている」と答えつつも、自虐気味にこう付け加えた。
「(党と)対立して官邸のほうが強いようにしたほうが、マスコミはおもしろいでしょう。私が非力なせいかもしれませんが…」(今井裕治、沢田大典)