15年度予算案 「踏み込み」で分かれる見解 エコノミスト採点 (2/4ページ)

2015.1.15 05:15

片山善博慶大教授

片山善博慶大教授【拡大】

  • 田中秀明明大教授

 宮前氏はその理由を「消費税の再増税を先送りしたのに、増税時にやる施策を一部前倒ししている」と財政規律の緩みを指摘。河村氏は「日銀の金融緩和で低金利となり、国債の利払い費が抑えられているが、こうした状況は長く続かない」と強調した上で2020年度の国と地方の基礎的財政収支(プライマリーバランス)の黒字化を達成するため、抜本的な歳出歳入改革も含めた工程表の作成が必要だと提言した。

 ■エコノミストによる2015年度予算案の採点

 (採点/コメント)

 ◆明治安田生命保険・小玉祐一チーフエコノミスト

 70/予算総額は過去最高となったが、歳出の伸びを抑え、公債依存度を引き下げた点は評価

 ◆大和総研・熊谷亮丸執行役員チーフエコノミスト

 60/アベノミクス効果で余裕をもって組めた印象だが、既得権が強い聖域には踏み込めず

 ◆日本総合研究所・河村小百合上席主任研究員

 60/中長期の財政健全化から見て、税収増に助けられ何とか最低限のラインは守れた印象

 ◆SMBC日興証券・宮前耕也シニアエコノミスト

 55/経済再生と財政健全化を両立させているように見えるが、歳出増への切り込みは不十分

 ※点数は100点満点

地方の地力が培われる政策をやってもらうことが必要だ

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