【カイロ=大内清】イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」が日本人男性2人の殺害を警告している事件で、昨年10月にシリアへ取材に向かったまま連絡が取れなくなっているフリージャーナリストの後藤健二(47)さんが、取材先だったシリア北部で「自分の責任でイスラム国支配地域へ行く」とするビデオを残した後に行方不明となっていたことが分かった。
後藤さんや、はやりイスラム国に拘束されたとみられる湯川遙菜さん(42)と親交があるというイラク人コーディネーターの男性が20日、明らかにした。
男性によると、後藤さんは昨年10月24日、シリア反体制派が掌握している同国北部の村に入り、翌25日、シリア人ガイドの案内でイスラム国の支配地域へ向かった。ビデオはその出発直前に録画した2分程度のもので、後藤さん自身が「イスラム国行きは自己責任」との内容を日本語と英語で説明したという。